2007年12月1日土曜日

子どもたちから元気をもらえた。


伝統文化こどもいけばな教室

日本らしさを失いかけ、何かせねばならないということからか、国の機関の委嘱としての「伝統文化こども教室」に参加しました。
古くから育まれきた我が国の文化の大切さの再認識おこなうものとして、10回の講座を行います。
すでに8回終わり、日本の伝統の和紙のおりかたの花器や畳のイグサを使っての線にあそぶいけばな・・・
1回10人の定員のところ320名の申込みという関心の高さを知り驚いています。
花と触れるこころのやさしさや切ることの慈悲の気持ち、土をさわり育てることへの関心を実体験していただきました。 なによりもうれしいことは、自分ですきに構成しのびのびと活けていたこと、出来上がった華のイキイキしていたことですね!
 自分も東京のいけばな界に初出品した18歳のころを思い出していました。
流派にも形にもかかわらず、あるのは先人お教えをどのようにと思っていたころ、本当に元気をいただきました。

日本の伝統文化に興味を持っているのは、本当は子どもたちなのではないか。もしかしたら大人の持つ見栄や合理性や今ある学校教育でその目を摘み取っているのでは・・・
教えるのではなくやりたい子を見抜く、それを見守る、そしてやり方を教えるだけでよいと・・・形や答えは言わない。
教える側もその意味における指導者の心得が必要なのですね。

 杉崎宗雲の作品・・・<華道家>

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