2013年5月26日日曜日

自負しているのだが…流木と柿渋と!

 2001年の夏に「私のいけばな感で商品になるものはできないのでしょうか」という依頼から作り始め、完成したのが、落ちて、朽ちて、いる流木に美の目を向けるいけばならしく、流木に虫が入らないように、また自然の媚びた艶を出したいことから柿渋を選び何回も塗ったものです。10回ぐらい塗りを繰り返すと想ったイメージの艶ができ、陶器と陶片を組み合わせて作った器です「陶片木」(トウヘンボク)となずけました。

先日ある展示会にいったらその陶片木の名が使われていました。
またあるいけばな展では流木に柿渋が塗られていました。
マネされるということはそれが素晴らしいことなのだと思うことにしました。
2002年のときの掛用の「吊るしぼ」です。